川越市クレアモール内の総合内科(内科・消化器内科・糖尿病内科・循環器内科・乳腺外科・外科・在宅診療)乳がん検診・骨粗鬆症・健康診断

漢方薬による治療とQ&A

当院では、下記の症状の際に西洋薬だけでなく、漢方薬を併用した治療を行っています。
積極的に漢方薬で治療されたい方はあらかじめ医師にご相談ください。

 

漢方薬について
・・・副作用が少なく、思った以上に効果がある場合もあります。(個人差があります。)

 

◎風邪をひいてしまったら?

風邪には、発熱、咳、鼻水、頭痛などいろいろな症状があります。
漢方薬はその症状に合わせて選んでいくことになります。

代表的な風邪の漢方薬としては、

①    葛根湯:風邪の引き始めに飲む、非常に有名な漢方薬です。

②    麻黄附子細辛湯:お年寄りなどにはこちらの薬が合うこともあります。
寒気がして、熱っぽいタイミングで飲むと良い漢方薬です。

③    麻黄湯:インフルエンザの時にも服用できる漢方薬です。
タミフルやイナビルなどの抗インフルエンザ薬と一緒に飲むことも多いです。

 

◎咳が長引くときは?

咳にもいろいろな種類があります。乾いた咳や痰のからむ咳、ストレスからくる咳などです。
通常の咳止め薬は、脳にある咳を起こさせる部分に作用して咳を抑えますが、
漢方薬は、刺激の元になっている気管支の状態やストレス症状を改善して、咳を抑えます。
そのため咳の性質に合わせて漢方薬を選ぶことができます。

代表的な咳の漢方薬としては、

①    麦門冬湯:乾いた咳が続き、のどに痰が張り付いた感じがして、
       いくら咳をしても痰が切れないときに飲むことが多い漢方薬です。

②    清肺湯:名前からも効果が想像できそうな漢方薬で、痰が多く出て、
  長引く咳に効果的な漢方薬です。

③    半夏厚朴湯:のどに違和感があり咳が続く場合に使われることがあります。
         特にストレスからくる症状に効果的な漢方薬です。

 

◎肩がこるときは?

肩の痛みには、肩こりや四十肩、五十肩などがありますが、
それとは別の疾患が潜んでいることもあります。
また、頭痛などが肩こりから来ていることもあるので、医師とよく相談するようにしてください。
漢方薬は、単に痛みやこりを取るのではなく、その原因に合わせて選ぶことができます。

代表的な肩こりの漢方薬としては、

①    葛根湯:風邪の時の薬と思われがちですが、肩こりや頭が重いときに
  飲むとよく効くことがある漢方薬です。

②    二朮湯:四十肩、五十肩に使われる漢方薬です。
  肩や上腕に鈍い痛みを感じたら飲むと良いでしょう。

③    加味逍遥散:女性の更年期障害などからくる肩こりに使われる漢方薬です。

 

◎手足がしびれるときは?

しびれの中には重大な疾患が潜んでいるときがあります。(脳、脊髄、心臓、血管の疾患など)
まずは医師に相談してください。症状に合わせて漢方を選んでいきます。

代表的なしびれの漢方薬としては、

①    牛車腎気丸:手足の冷えや、頻尿がある場合に特に効果があります。

②    八味地黄丸:坐骨神経痛など下半身の痛みやしびれに対して使われます。
  また冷えにも効果のある漢方薬です。

 

◎食欲がないときは?

漢方薬には食欲不振に効果が期待されるものが数多くあります。

代表的な食欲不振の漢方薬としては、

①    六君子湯:名前に六とついていますが、8つの生薬から成り立っています。
いろいろな原因からくる食欲不振に効果が期待できる漢方薬です。

②    半夏瀉心等:暴飲暴食で胃が疲れているようなときや、
  二日酔いで食欲がないときに特に効果があります。
  また慢性下痢にも効果がある漢方薬です。

③    補中益気湯:低下した気力や体力を補い、免疫力を高めてくれる薬です。
  食欲不振にも効果があります。

 

 

漢方薬Q&A

 

Q1:漢方薬は食前、食間(食後2時間くらい経った後)に飲むように言われるが、食後ではだめなの?

 

A:できたら食前、食間のお腹の中に何も入っていない状態に飲むのが良いです。
ただ飲み忘れてしまった場合などは食後でも問題ありません。

 

漢方薬は自然の生薬を原料としているので、体への吸収も食べ物に似ています。
そのため食事の影響を受けやすいため、食前または食間が良いとされています。

しかし、食後でも効果が無くなるわけではありませんので、飲み忘れたときは食後でも良いです。
大切なのは、決められた1日量を、決められ日数飲み続けることです。

 

 

Q2:漢方薬は、すぐに効果がでないものなのか?

 

A:漢方薬の種類によって、効果の出始める時間は違ってきます。

速効性のある漢方薬で10分~30分、一般的な漢方薬で1~2週間、特に長く飲み続ける漢方薬で
2~4週間で効果が実感できるようになります。(あくまで目安ですので、個人差があります。)
ただ、効果がない気がしたからと言って、勝手に漢方薬を中止しないようにしましょう。
必ず医師と相談するようにしてください。

 

速効性のある漢方薬としては、以下の漢方薬などがあります。

①    芍薬甘草湯:こむら返りなどの急激な筋肉のけいれんに速効性を発揮します。
またつりそうなときに先に服用すると予防効果もあるようです。

②    葛根湯:肩こりに速効性を発揮します。

 

ゆっくりと効果がでてくる漢方薬は慢性の疾患に使われることが多いです。
慢性疾患は長い時間をかけて病的な体質が出来上がっているので、
その体質を改善するにはある程度の期間漢方薬を飲み続ける必要があります。

 

 

Q3:漢方薬以外の薬と一緒に飲んでも大丈夫か?

 

A:一般的に、漢方薬とそれ以外の薬は一緒に飲んでも大丈夫なことが多いです。

ただ、中には、特定の漢方薬と一緒に飲んではいけない薬もあるので、
必ず今飲んでいる薬は医師に伝えるようにしてください。
また、同じ成分を取りすぎる可能性があるので、
市販で売られている漢方薬を飲んでいる場合も医師に伝えてください。

 

 

Q4:漢方薬は健康保険がききますか?

 

A:一般的な使い方であれば、ほとんどの漢方薬に健康保険は適用されます。

 

 

 

参考、引用:医療スタッフのための漢方薬がわかる本

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